今日の朝日朝刊二一頁右下隅の
ひととき欄、明鏡止水一〇一歳を
拝読して仰天なんと一回り上の方だ
*巻末に要旨掲載*
その方より、はるかに青二才の私、
昨年三月三十一日に右膝頭に負傷
それ以来、日曜たんびの四㌔徒歩の
池周回を止めて久しい
明鏡止水一〇一歳を読んで発奮
オッチョコチョイの粗忽ものの私
慌てて勇みこんで失敗マタスルカ
最近、自らの歩く姿のオカシナことに
気づいていたが、ヒョコヒョコ歩きだ
コレを直そう
隔日に詣でる寺参詣、今、自転車
これをウォーキングに。今日から
遣りました、両腕振って脚高々と
往復半時間、帰って直ぐ整理体操
娘には
黙っときます
いちびって
また、オッチョコチョイが
遣り過ぎ・失敗?
明鏡止水一〇一歳の要約
私は自分でも不思議だが、
一〇一歳になった。
超後期高齢者になっても、
人まかせに出来ないことが
あるものだ。
ある日
止むにやまれぬ用事で
久しぶりに電車に乗った
あいにく満員であったが
老体の私は何が何でも
是非、座りたい。
車内をあちらこちらと
眺めまわしていたら、
これは? と思う所を
見つけた。
いささか強面のお兄さんが
長い足を床に広げて、
ゆったりと座っている
ではないか。
人をかきわけて、
そばにより、
「もしもし、すみませんが
その足を少しせばめて
もらえませんか
私も座りたいのですが」
男はジロリと私を見上げると
無言で広げていた
両足をちぢめてくれたので
座席が少し空き
細い私はするりと
掛けることができた。
これで終点まで安心、と
嬉しくなり「どうも有難う」と
お礼を言ったが、
相手はまた無言でジロリと
見ただけである。
皺だらけの老人相手に
毒づいては分か悪い。と
思ったのかも……。
昔、若い頃の
私は内気で臆病だったのに
この年齢に達すると
怖いものはなくなったし、
悪口を言われても
腹は立たない。
明鏡止水の心境である。フシギ
福岡県筑紫野市 G&T(女性)
無職 101歳