昨晩のNHKTVの歌謡番組に、 ジェリー藤尾が出演していた。なにかショボクレタ感じで、老人そのものだったが、彼の持ち歌「遠くにいきたい」を歌いだすと、素晴らしいの一語に尽きる、年輪を感じさせるナンテ甘いものでない、現役のどんな歌い手にも勝る立派なもの。小泉ばりに謂うなれば「感激した」。
丁度、昨日は今年最初の天声人語の朗読吹き込み奉仕で、15日までを録音してきた。その中で、再三、喉をつまらせるやら、発声が細くなるやら、自分で
「もう年やなあー、エエカゲンで後進に道を譲るか、でないとメンバーに迷惑をかけるな、他人様からは言えないだろうし、自分で決着つけねばならぬ時かな」と思っていた矢先。
彼、 ジェリー藤尾のショボクレタ風采、さも老人臭い風貌が、別人格に変身したように高揚するのをみて、私も再奮起することにした。
老兵は消え去るのみとは まだ行かん も少し頑張ろ まだ大丈夫