口直しに・・・・、何がここに入るか?饅頭か、漬物か、塩昆布か、人様々、もの様々。
漬物があるのは朝食の後、塩昆布のあるのはおぜんざいのお盆、饅頭は?
昔、東京のさるホテル、上役のお供の随行で泊まる、朝のご出発までフリー。そこでの一人での朝食にお粥を、それに付いて来たお新香、スーパーでも売っていないような代物。
あまりのことに、随行の身分もわきまえず、ウェィターを呼び「これ、食べてみてみ!」
済みませんの一言は有ったものの、それだけ。名前は立派なホテルだったが?
口直しとか、移り香とか、余韻とかは何だろう?ひょっとしたら雰囲気・気配・環境のことか。
情緒・わび・さびで片付けられるものでない。
芝居で謂う脇役、おもてに出ないが、その役者によって主役が引き立つ、名脇役。
口直しとは、そんなものかな。
辞書で引くと、「
まずい物や苦い薬などを口にしたあとで、その味を消すために別の物を食べたり飲んだりすること。また、その飲食物」とある。そんなものかな。
もし、辞書の意味どおりなら、私の願っている脇役的なるものは、何と謂うのだろう。
朝食の まずい漬物 今もなお 記憶にありて ホテル名もあり