滅茶苦茶熱い、一応風通し良い部屋
それで居て持たんからクーラー点ける
電気代勿体ないなあと思いながらも
ナントカ点けているが
テレビでは
ためらわずクーラーをと宣うか
思い出せば悲しい親不孝物語
仏壇の位牌を見て日時を確かめた
昭和四十七年二月二十四日が
母の命日、その日のことでは無い
永らく患っており、妻が懸命に
看病して呉れていたが
夏の暑い盛り、暑がる母に
クーラーを買う甲斐性が無く
たかだか扇風機のヌクイ風を
送るたけのコトしか出来なかった
いま、いつも、クーラーの
スイッチを入れる度に
仏壇の母にに済まなんだと
心中に手を合わせています
クーラを
始めて付けて
涼しさを
感じたときに
深く後悔