朗読奉仕のグループで、ミニ発表会がある。5.6人の小グループが夫々随筆・短文などを朗読する。それに向けグループ毎に練習している。私たちは芥川の「鼻」を朗読する。
今日の午前中、福祉センターの一室にメンバー集合、持ち分を順に録音、先輩たちの指導を受けた。私の生粋の大阪弁は如何とも為し難く、半ば諦めのご了解を下すっている模様。
持ち分を暗唱できるようになれば、少しはマシかと思うので、ケータイに青空文庫の「鼻」を保存し、暇なときは見ることにでもする。
全体に 間延びしていて 生ぬるい そんな感じの 私の朗読
鼻 芥川龍之介
禅智内供の鼻と云えば、池の尾で知らない者はない。長さは五六寸あって上唇の上から顋の下まで下っている。形は元も先も同じように太い。云わば細長い腸詰めのような物が、ぶらりと顔のまん中からぶら下っているのである。以下続く